葬儀や盆法要は、日本人にとってとても重要です。日本は一年通して数多くの行事がありますが、その中でも人間の死に関するものはとても重要です。ご家族やご親族、また友人知人との関係を再確認できる日でもあり、故人を愛しむことで、自分の心が浄化されるという意味もあります。その日を境に、新しい気持ちですがすがしく生きていくことができるという日でもあります。伝統行事であるからと言って、形式的なことにこだわることはありません。
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日本人の葬式のスタイルで最も多いのが仏教式です。キリスト教式や神道式で執り行うこともありますが、そんなには多くはありませんし、圧倒的に多いのが仏教式です。仏教式と言っても宗派がたくさんあるので、どこの宗派で執り行うのかということも検討しなければいけません。昔はどこの家庭にも菩提寺がありました。檀家になっていて、葬儀や法事なども一切行ってくれることが一般的でした。しかし今は菩提寺がない家庭が多いです。
葬儀を行う場所は自宅に専門施設など、実に様々ですし、昔のように自宅でだけという選択肢はありません。現代であれば最も多いので自宅で行うものよりも、斎場や葬祭会館などお葬式を専門としている会場の利用です。ホテルや公共団体施設でも葬儀をするケースはありますが、斎場や葬祭会館などは、法事や葬儀をするために専門に建築をしています。メインは葬儀関連ですから最も、お葬式をするためには機能が充実をしているいるので、葬儀をするには不便がありません。
高齢化社会になったことでお葬式に出ることもあり、基礎知識を知ることが大事になります。急な訃報が届いたら用意するのがお香典で、不祝儀の袋に入れるのが常識になっています。不祝儀袋には表書きというのがあるので、仏式では御霊前やお香典などになります。またキリスト教は御花料という表書きで、袋の種類も全く違うので注意が必要です。不祝儀袋には表書きが書いてあることが多いですが、自分で書くときは薄いペンで書くことが大事です。
お葬式の歴史として日本ではどういう風に行われていたのかとても気になります。縄文時代、遺体を土に埋める方法が最も主流で焼くという疑念はありませんでした。安らかに天国に行って欲しいという願いがあり、これは現代にも受け継がれている気持ちです。そのまま土に埋めるのではなく、体育座りのように固めた体勢のまま行われていました。時代が流れて行くと共に、故人が大切にしたものや刀などの道具と一緒に埋葬を行いました。
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